なんとなく眺めている中で、こんなことを思い出しました。
(^^;)
ある日、外野のはずれを子供が泣きながらトボトボ歩いていくんです。
どうしたんだろう?
肩を震わせながら、どう見ても涙顔の後姿です。その子供は当時小学校4年生のマイナーの主力選手でした。これから練習だっていうのに、いったいどこに行こうとしているんでしょう。心配になって、監督さんに確認にいったんです。
あれだけ言っているのに、スパイクを忘れてきたらしいんだ。
スパイクを忘れたらグランドの中には入れないっていうルールを知らないはずはないんだ。
だから、このまま家に帰って練習をお休みするか、
家まで取りに帰るか自分で決めろって言ったんです。
あいつ、家まで取りに帰りましたよ。
えっ~、グランドまで車で来ている距離なのに、家まで歩いて帰るっていうの?
その子供の家からグランドまでは8キロもあるんです。家まで帰って、それからグランドまで帰ってくれば往復で16キロにもなるんですよ。歩いて行くなんて大丈夫なんですか。
(@@)/
大丈夫ですよ。俺だって小さい頃はもっと走っていましたよ。
お昼近くになって、その子供がようやく戻ってきました。スパイクの袋を肩から提げて、それでも足取りはしっかりしていました。晴れて練習に参加することができるはずです。そのまま監督さんの元へ行き、
スパイクを取ってきました・・・練習させてください・・・涙で声は震えています。チームメイトの選手たちは全員、その姿を見ています。
ああ・・・
監督さんは一言、選手に声をかけただけです。
その子は前日の雨の練習で濡れたスパイクを、玄関先で乾かしていたそうなんです。いつも道具を大切にしている子供です。野球が大好きな子供です。それでも忘れてしまった。それは自分の責任なんです。子ども自身の責任なんです。やらなければならないことをしっかりやって、だからメダルを手にしたときの喜びだって大きく膨らむんですよね。
(^^)/
これがもし公式戦だったら、その選手は出場することができません。先日のバレーボールの試合、バレーボール ワールドグランドチャンピオンズカップ2009の日本対キューバの試合でも、ユニフォームを間違えて、スタンドから応援していた選手がいましたよね。リトルリーグの野球だって、帽子を忘れた、スパイクを忘れた、胸パッドを忘れた、ユニフォームを間違えた、などの不注意で試合に出ることができなくなるんです。子供だからって、自分の道具は自分で管理しなければなりません。また子供にそのことをしっかり伝えることは選手の親の義務なんです。
小学生には厳しいことでしょうか。
親が取りに帰ったほうがよかったでしょうか。
野球とは関係ないことでしょうか。
監督さんは怖い人なんでしょうか。
子供には厳しすぎるかもしれません。
でも、そのことをいい加減にして、いくら野球の上手な選手になったとしても、日本中のパパやママはうれしいはずはありませんよね。このことはきっと、選手の心にしっかり刻み込まれたはずです。見ていた子供たちの心にも。この子供たちが中学になり、高校になり、今よりもっと厳しい、レベルの高い環境で野球をする時になっても、変わることのない大切なことなんですよね。その時になっても、練習がしたい、野球がしたいと泣きながら帰ったあの日ことは、決して忘れませんよ。
(^^)/
子供と夢中なれる、ささやかな週末の幸せ・・・
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